2015年7月4日土曜日

台湾鉄道のインターネット予約方法

日本であれば各社ごとに会員制のインターネット予約システムもありますが、台湾鉄道のネット予約システムは会員登録不要、クレジットカードも制限なしと、どこぞのJ*とかいう鉄道会社と大違いの親切設計になっています。もちろん外国人も利用可能で、日本語サイトまで用意されています。




なかなか前近代の個人サイト感あふれるデザインですが、これでも公式サイトです。日本のネット予約システムで標準となっている乗換検索から予約をする画面は「空席照会」から入ることができます。ただし日本のシステムとは異なり、乗換が発生するような経路は検索することができません。ですので上級者には時刻表で予め調べておいた列車番号を入力して予約するほうが簡単かもしれません。英語、大陸で使われる簡体中国語に加え日本語のページもありますが、翻訳が一部残念なことになっているのはご愛嬌です。意味が通じるのでよしとしましょう。


予約が完了したら翌日までに支払いを完了させなければなりません。支払いももちろんオンラインですることができます。予約完了画面の支払ボタンないしは予約サイトトップの「台鉄オンライン支払う」から飛ぶことができます。このページは繁体中国語と英語のみ対応ですので、頑張って読んでください。外籍人士にチェックを入れ、身份證字號にパスポート番号を、電腦代碼に予約番号を入れればOKですが、往復で予約している場合は去回票のほうに入力すれば往復割引の適用が受けられます。 →台鉄全体として往復割引が制度廃止されました。



インターネットで予約したきっぷは、乗車前に受取が必要です。きっぷの受取は、駅の窓口のほか對號列車自動售票機(=指定席券売機)でも可能です。窓口の場合は、支払い完了ページにあるリンクからpdfを印刷して持参するか、ないしはパスポート番号と支払いページで入力した6桁の予約番号を窓口で申し出ればOKです。ただしパスポート本体を確認されることがあるので、何か言われた場合はとりあえずパスポートを出してみましょう。券売機の場合は、身分証番号としてパスポート番号を入れ、予約番号を入力すればOKです。ちなみに、きっぷの右上にある「折訂刷網」とは、ネット支払いをした乗車券という意味で、ネット支払いをすると実は運賃が1割引になるという特典がついています。 →こちらも制度廃止されました。


他に、スマートフォン向け公式アプリで予約や支払いをすることも可能です。またこのアプリは、列車ごとの遅れ(誤點)も確認できる優れ物ですので、台鉄を利用する場合は予め入手しておくとよいでしょう。

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