2018年2月3日土曜日

南海電鉄・桃園捷運の共同企画乗車券「四社連携協定紀念 旅行"台灣↔大阪"乗車券」

四社連携協定紀念 旅行
四社連携協定紀念 旅行
「四社連携協定紀念 旅行"台灣↔大阪"乗車券」です。この乗車券は、南海電鉄と桃園捷運(桃園メトロ)が共同で発売している、大阪のなんば~関西空港間の片道乗車券・ラピート特急券(スーパーシート)と、台湾の台北駅~桃園空港間の片道乗車券がセットになった割引乗車券です。日本で購入の場合は1,770円、台湾で購入の場合は470元とそれぞれの通貨で価格が設定されています。レートとしては約3.77と直近半年間の実勢レート並となっています。画像では分かりづらいですが高級感のある光沢の地紋が入っています。
通常価格は南海電鉄ぶんが1,480円(通年販売の企画乗車券「関空トク割ラピートきっぷ」の価格)、桃園捷運ぶんが約600円(企画乗車券のレートを準用。実売価格は160元)のため合計約2,080円となり、今回の企画乗車券は約300円(約80元)分の割引となっています。


引換券を利用した際の南海電鉄の指定券です。いわゆる特別企画乗車券にあたると思われますが、右上に小さく「*桃園メトロ」と表記されている以外は「関空トク割ラピートきっぷ」など他の特別企画乗車券と同様に券面は普通券と同等の「乗車券・特別急行券」との表記がなされています。単体料金は公表されていないため金額は印字されていません。


同様に引換券を利用した際の桃園捷運の乗車券です。台湾の捷運では普通券としてトークン式の乗車券が利用されていますが、記念乗車券などはカード式となっています。今回の乗車券も他の記念乗車券と同様にカード式となっていました。


なお台北駅~桃園空港間には桃園捷運のほかに國光客運のリムジンバスも運行しています。リムジンバスの運賃は140元(約530円)のため通常運賃であれば桃園捷運のほうが高くなります。仮に今回の割引額300円(約80元)が桃園捷運側で割り引かれていると仮定すると桃園捷運の運賃は80元(約300円)となるため価格が逆転しバスよりも安価になります。
ただし、ラピートの普通車に乗車する場合「関空トク割ラピートきっぷ」の価格は1,270円となるため、企画乗車券の価格1,770円から1,270円を引くと桃園捷運の運賃は500円(約130元)となりリムジンバスとほぼ同等の価格となります。つまり、なんば~関西空港間を急行列車など特急料金が必要ない列車で、台北~桃園空港間をリムジンバスで、それぞれ移動する場合は今回の企画乗車券を使用するより個別に乗車券を購入したほうが安価になります。なお同リムジンバスの往復乗車券は WILLER TRAVEL にて日本円建て決済が可能となっています。

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