知本温泉とは、台湾でも有数の温泉街で、数多くの温泉宿や公衆浴場が立ち並んでいます。また、最寄りの知本駅まで台北から直通する特急列車が朝と夕方に1往復ずつ設定されました。場所は台東から南へ数kmほどと台湾の中でもかなり南のほうに位置します。今回は台北から夜行列車で訪れてみました。夜行列車に乗車した時の記録は
別の記事で紹介しているのでぜひご覧になってみてください。
夜行列車は台東止まりのため知本駅へは乗換が必要になります。しかしながら夜行列車なのでそのまま向かったのでは早く着きすぎるので一度台東駅で下車しバスで知本温泉へ向かうことにしました。
現在の台東駅は南廻線が開業した際にできた新しい駅のため周囲はまだ開発が進んでいません。朝食をとるためにも元々駅があった市街地のほうに行かなくてはなりません。距離にして約6kmほど離れており、バスが運行されています。「往台東市區」や「往台東」と書かれたバスに乗ります。今回はシャトル便の8116路線に乗車しましたが、郊外から駅を経由し市街地へ向かうバス路線も多くあるため、ここでは路線番号より行先に注意して乗車しましょう。
駅からバスターミナルへは30分程度で到着。ただしバスターミナルの中ではなく近くの路上で降ろされることが多いようです。実は知本温泉行きのバスもこのバスターミナルが始発で、途中に知本駅を経由して運行されています。ですので朝食をとって旧駅を見学したらいよいよ知本温泉行のバス8129路線に乗車します。
ちなみに、執筆当時はまだ台東轉運站ができておらず、バス会社ごとに別々の車庫兼バスターミナルを使用していた時代。地図を見て分かる通り、非常に奥まった場所にありました。