渡船に乗ってJR九州の蓄電池車両「DENCHA」に乗りに行った
「DENCHA」はJR九州と日立製作所が共同開発した、世界初の交流電化を用いる蓄電池車両です。福岡県北九州市の非電化路線「若松線」で試験導入され、現在では同線のすべての定期列車がDENCHAで運行されています。同線はいわゆる盲腸線で、終点の折尾駅で鹿児島本線に接続している以外は他の鉄道路線と接続しておらず、鉄道を利用すると必然的に折り返し乗車をすることになります。
しかしながら起点の若松駅は鹿児島本線の戸畑駅と直線距離にして1キロ程度しか離れておらず、その間は市営バスや渡船などの公共交通機関が結んでいます。海底トンネルや海峡大橋を渡る一般路線の市営バスもなかなか興味をそそられますが、今回は片道100円で利用でき市民の足として長きにわたり活躍している若戸渡船に乗ってみました。