
台湾鉄路管理局の乗車券です。パンチ穴が2つ開けられています。片方は乗車時に自動改札機にて開けられましたが、内側の穴は下車時に自動改札機にて開けられたものです。
台鉄では2018年1月から自動改札機での乗車券回収を試験的に中止しています。以前は日本の自動改札機のように下車出場時は乗車券を回収していました。
ちなみに余談ですがこの乗車券は莒光號の乗車券ですが、商務車廂の文字が入っている通り商務車(日本で言うグリーン車)の乗車券です。そのため運賃は自強號用の賃率で計算されています。また2015年(まだ商務車が定期列車として運行されていた頃)に乗車した際とは乗車券の印字が微妙に異なっていました。

基本的には使用済みであることが分かるように下車時にもパンチ穴が開けられていますが、場合によっては下車時に自動改札機を通過してもパンチ穴が開けられずそのまま乗車券が出てくることもあるようです。

乗車駅に自動改札機がない場合など乗車時にパンチ穴が開けられない場合でも下車時には内側に穴が開けられ、使用終了が一目で分かる仕組みとなっています。

なお先述の通りかつては自動改札機で乗車券回収が行われていたため乗車券の持ち帰りを希望する場合は、出口改札付近に設置されている無効印を旅客が自ら乗車券に押印した上で有人改札を通過するという、「セルフ無効印」とも呼べる方式を採用していましたが、今回の措置によって旅客が自ら無効印を押印する必要性が基本的になくなったため、台北駅などでは配置されていた無効印が撤去されています。
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