2015年6月12日金曜日

台湾の夜行列車(莒光號616次)のグリーン車に乗ってみた 夜行莒光號商務車廂乘車紀錄(有商務車廂的座位圖於記事的底)

※この記事は執筆当時の情報を基に記載しています。現在では台湾の定期列車は新幹線(高鐵)を除き全て普通車で運行されています。

まず初日は台北から台東まで夜行列車に乗車しました。台湾の国鉄にあたる臺灣鐵路管理局には夜行列車が2往復走っています。運行区間は台北~高雄と台北~台東で、どちらも始発駅基準で金土日のみ運転です。(ただし台東発台北行きはそのまま高雄まで続けて運行されます。台湾島を四分の三周ほどすることになります。)そのうち、台北~台東の列車には商務車(=グリーン車)が連結されています。

莒光號 商務車(グリーン車) 内装
車両全景はこんな感じ。



莒光號 商務車(グリーン車) 座席
莒光號 商務車(グリーン車) 座席
椅子のリクライニング角はそこまで深くはありません。(が、実際に乗車した後で見返してみるとここまで浅かったような感じもしないので、実際はもっと倒れるのかも知れません…。)写真では分かりづらいですがヘッドレストのほかに腰の位置にもクッションがあります。いずれも縦位置を調節できるようになっています。

莒光號 商務車(グリーン車) シートピッチ
脚をピンと伸ばしても前の座席に届くことがないゆとりのシートピッチとなっています。ただその広すぎるシートピッチゆえにフットレストがなく、寝ようとしていると身体がずり落ちて体勢が安定せずなかなか寝付けず苦労しました。普通車にはフットレストがついており、過去に乗車したことのある同行者曰く「逆に普通車のほうが寝やすかった」とのことです。。。私も実際に乗車してみましたがお世辞にも寝やすいとは言えず、ただ起きているぶんには快適な座り心地だったので完全に昼行向けだと感じました。しかしながらこの日は始発駅基準で日曜日でしたが商務車は完全に満席でした。また、乗車券は2週間前の午前0時(台湾時間のため日本時間では午前1時)からネット予約が開始されますが、金曜日発の列車は発売開始7分後には完売となっていました。


莒光號 商務車(グリーン車) 乗車券
きっぷはこんな感じです。「商務車廂」の文字が入り、自強號の賃率で運賃が計算されています。先述の通り商務車は定期列車としては運行されなくなりましたが、2018年6月に臨時運行された際の乗車券は微妙に異なる印字となっていました。
また座席番号の配置が他の列車と異なっていました。
座位的放置是不同從其他車輛。

←台東 
 1 4 71013161922252831
通路
 3 6 91215182124273033
 2 5 81114172023262932
 台北・高雄→

一般的な台鉄局の座席番号は以下の通りで、日本の感覚からするとかなり歪です。
常見的台鐵座位號是如下。是相當扭曲從日本的感覺。
 1 5 913172125293337
 3 71115192327313539
通路
 4 81216202428323640
 2 61014182226303438

常見的日式座位號是如下。
 1 5 913172125293337
 2 61014182226303438
 3 71115192327313539
 4 81216202428323640

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